前記事の続きっす。
ダンスで沸き過ぎる場を改めるよーに、唄のコンクールも行われます。
“カ・タンギ・テ・アコ”つーのは、言ってみりゃ音楽の祭典なんですよ。「唄と踊りでラパヌイ魂を見せよーぜ!」みたいな。
参加条件はラパヌイ語で唄って踊る事。
それから新曲か、昔っからある曲でもリメイクしたヤツじゃないとダメらしいっす。
このステージで評価された楽曲は、2月のデッカい祭“タパティ”で大きく採り上げられたり、みんなから「好い唄だね」なんて褒められたりするそーです。
…名誉だな、ウム。
初めの唄い手は燻し銀のおっちゃん↓

なかなかどーして、ギターを矢鱈巧く弾くんです。ラパヌイ王道スタイルなんだけど、しゃがれ声と相俟って何となくブルージーで物凄く好い感じ。
島じゃこんなのがウケるんだよなぁ。
職人芸に、女性ギタリストが応戦↓

高温の僅かな擦れ具合が何ともセクシーな唄声の持主っす。
普段はサーフィンばっかりやっとるアクティブおねーさんなんだけど、この人の創る曲はどれも大人しめ。落ち着いて聴けますな。
出場はデュオ編成ってのもアリ↓

ギターとウクレレ、つーポリネシアンな組み合わせっす。
ウクレレ弾きは未だ10代なクセに、大人顔負けのテクニックを有するバケモノ。今回は静かな曲だったけど、こーゆーのもできるのね、と感心。
トリオでアカペラなオバちゃんも参戦↓

愛称が“ビューティフル・シスターズ”なんだそーな。なんか名物3人組らしくって、登場と同時に客席から拍手喝采。
3人とも普段は土産物売り。声の伸びはバツグンに好い。
オペラとかやらせたらイケるんじゃないかね?
何はともあれ今回の華はこのおねーちゃん↓

独唱しとんのを初めて聴いたんですが、声が半端なく好いし物凄く伸びるし、無茶苦茶巧いんですよ。
若干18歳とは思えん美貌と美声。このまま外に持ってったら、多分直ぐにデビューできるぞ。
兎に角ブッ魂消ました。
充実の歌謡祭は今晩も続きます。
やっぱ音楽は好いな。ギターに打ち込みたい病が再発しそーっす。