11月も最終日。今年も残すところ1ヶ月ですなぁ。
日本であれば“寒中見舞い”となるんでしょーが、ラパヌイは夏へ向かって気温も上がってきとります。
半袖で過ごせる時間が長くなってきました。
尤も夜間早朝は冷えるし、雨の心配だって付き纏う。
夏だとは言え簡単な上着やレインコートも必須ですわな。
ところで最近、徐々に人気が出てきはじめたレストランがありまして。
これがまた島じゃあ一風変わった食い処。
その名も“居酒屋 甲太郎”。和食っす↓

建物自体はもう1年位前からあったし、仕事柄その前を毎日のよーに通るモンで、「へぇ~、寿司か。」なんて気にはなってたんですがね、如何せん暇もないしあんまり日本食にも拘らん性質なんで結果ずっと牽制し続けちまってた次第。
先週ひょんな事から何度か喰う機会に恵まれて、連日お邪魔して喰ってきましたよ。
かなりイケるじゃないの。
我輩もちょっと料理を齧った端くれなモンで、申し訳ない事に喰うまでは正直大した事ないんじゃないかと邪推しとったんですがね、一本どころじゃなくニ本も三本もとられたな。
参りました。ゴメンナサイ…
でもって昨日再調査。気に入っちまった。
いろいろと話も聞かせて貰いました。
店をたった1人で切り盛りする主人は、日本で語学を勉強しつつ調理の経験を積んだチリ人。日本語を解すし漢字も読めるんだと。スゲェ。
話を聞くと、大阪や山口の宇部の厨房で働いとったらしい。
しかし食の都大阪は解るんですが、何故宇部に居ったのかが謎だな、理由を訊くの忘れちまったぃ。我輩は工業地帯としての宇部しか知らんのですが…
奥さんの親父さんが日本人だっつーからその実家があんのかも知れんねぇ。
因みに店の名前、“甲太郎”は長男の名前なんだって。
北米と本土のサンティアゴでも数年働いた後、ラパヌイに店を出すクチがあったんで渡って来たんだそーで。
以前島に存在した“寿司バー”なる日本食屋が揮わなかった所為もあって、初めは現地人からも「日本人がつくってないんじゃなぁ…」と悲観的な意見が多かったんですが、今じゃあ弁当が売れ始めて人気も出てきました。
いやいや食材を集めるのだって物凄く苦労するだろーに、よく軌道に乗せたよなぁ。
それだけでも感服モンです。
んで昨日頼んだのは2品。
先ずは何はともあれってんで“寿司盛り”↓

大きなタロイモの葉の上に盛り付けられとってこれが好い感じ。
シャリの握り具合も固過ぎんで好感触。
ネタは島で獲れたマグロとタコとアボカド。ネギも少し使っとるね。
少ないネタでここまで見せるとは。やるなぁ。
もうひとつ。和食以外も試してみましょ、とタイ風エビカレー↓

キツ過ぎん程度、仄かにココナッツミルクの味がして美味かったっす。
コッチにゃ白飯が付いとる。
寿司の延長で箸しかなかったんだけど、この場合蓮華かスプーンもあったほうが喰い易いね、今度主人に言ってみよ。
この他に“お通し”としてタコの酢の物小鉢が出てきたり煎茶まであったりと、細かいワザも嬉しい限り。
更に、店内に設置してあるパソコンでインターネットも無料で利用可能。
飯屋でネットってのはちょっと変わっとるけど、これって好いアイディアよね、料理を待つ間退屈せんもんなぁ。
加えてタダノさんの“モアイ修復プロジェクト”の様子が収められたビデオも所有。勿論上映もしてくれますわ。
これは貴重な資料っすよ、そんなに世に出回っとらん筈だし。
何だかんだで長居までさせて貰っちまって満足満腹。
その上料金はそんなんで元を取れんのか?とコッチが心配になるくらいの親切設定。
いやぁ~、頑張ってくれとります。
その他に鉄火丼、天丼、カツ丼、焼きソバも喰っとります。それぞれナカナカの味。
絶海の孤島で和食ってのも、乙なモンですなぁ。
居酒屋は空港通り沿いっす↓

それから主人がつくった日本語メニューもありますよん↓

