開発か否か
晴れて気分がいーんで今日はもう1件。
偶にお便りをくださるラウタ郎さんのブログを覗いて居たところ、産経新聞のウェブサイトにイースター島の記事がある、との情報が。
知らんのは現地駐在員の沽券に関わるんで早速拝見。もう4日前の記事だけど。
(以下リンク)
“モアイ像は悩む 開発か保存か揺れるイースター島”
どーやらラパヌイは今、重要な岐路に立たされ大揺れに揺れてるらしーです。
???
それにしちゃあ現地は暢気過ぎやしないかい?
特に近頃コレと言った大きな動きがあったワケでもないんですが。
チリの高級ホテルチェーン“EXPLORA:エクスプローラ”が島へ参入してきたのはもう1年以上前だし、“HOTEL HANGAROA:ホテル・ハンガロア”の改装案はとっくの昔から決まってる事だし。
改革派の村長さんが彼の“カジノ認可”の一声で島が沸いたのも随分前だし。
これは現状反対派が押し切ってるけどね。
更に
「このまま金儲けばっかり考えてちゃ不味いよ」
つー声だって昔からある。
産経記事中で“CHINA PAKARATI:チナ・パカラティ”さんも触れてるが、金銭絡みの島内の摩擦、事件も近年増加傾向にあって治安も徐々にではあるけれども悪化してきてるワケで、それに現地人が危機感を抱いてんのは当然でして。
別に産経ウェブの批判をするつもりではないんです。
批判どころか寧ろ逆。こういった記事が増えれば今日の島の状況がより島外にも知るところとなるんだろーから、今後もいろんな場で沢山の人にドンドン書いて欲しい。
よく解らんのは島の内側ですな。
全く以って開発、非開発の論議、それによる危機感など表面化してきて居らん。
インタビューを受けた時は
「んだんだ、これは由々しき問題じゃろて。」
と誰もが言う。
だけれども誰も解決案、善処策を語らんのです。
「不味いよ不味いよ」と言うだけ言って、後は誰かがやってくれるまでは「アタイの仕事じゃないモン!」的姿勢。
これが確たる機関のお偉いさんまでそーなんだから状況が好転するワケがない。
ラパヌイの皆さん、アンタ等ホントに考えてんのかい?
…と、現地に住む所謂ガイジンである我輩は思ってしまうんです。
村長さんの観光施設誘致案だって、そりゃあ結果的に収入が増えて島も潤うんだろーけどさ、かなり安易でしょ。
だって観光客が増えるって事はモアイに触っちまったり祭壇に登っちまったり、挙句落書きしたりする輩も増えるって事よ。
現在の遺跡管理状態で客足の増加を見込んだら下手すりゃ儲けた金で保存しようとなった日にゃあ既に保存する対象がない、なんて事態にもなり兼ねん。
パークレンジャーの増員だとか島民自身に遺跡の重要性を充分に理解させる為の教育だとか、そういった活動が先行すべきじゃないのかね?
その運営費の主要捻出元であるべき国立公園入場料だって100%徴収できてない、「現地人だからモアイに触っても構わない」なんていう風潮が蔓延る現状、外に新しい収入源を求めても旨くいきっこないだろーし。
先ずは足場、“ラパヌイ”という器を整備しなきゃ。
その後に開発を考えても遅くないんじゃないの?
…という意見は至るところから出てるんですけどね、外からの声は如何せん島に届き難い。
我々余所者、ガイジンの意見を汲みたくないのは仕方ないとしてもだ、それだったら自分達がもっと現実を真摯に受け止めないとなぁ。
あれはイヤだ、これもイヤだと言うばかりじゃガキンチョの駄々となんら変わらんのですよ。
開発推進派、反対派双方歩み寄ってジックリ膝を摺り寄せて話し合って行く先を決めるべきでしょ。
なんてエラソーに非開発論紛いの文章を綴ってる我輩もある意味では島の迅速な発展を願っているんですけどね。
物資不足やら高速インフレやらはもうイヤですから。
それに観光地としてここまで有名になっちまったらもう開発せざるを得んというのも事実だと思うし。
やっぱり難しい問題だわな。
要は丁度好く折り合いが着けば一件落着なんだが、歴史上モアイをデカくし過ぎたりとことん倒しちまったり木を最後の1本まで切り尽しちまったりする“猪突猛進型民族”ラパヌイは、今回果たして踏ん張れるんでしょうね…
兎に角過剰に開発されて何処にでもあるリゾート地のよーにだけはならんでください。
※ 島開発と遺跡保存の折り合いはつくんだろーか?↓
偶にお便りをくださるラウタ郎さんのブログを覗いて居たところ、産経新聞のウェブサイトにイースター島の記事がある、との情報が。
知らんのは現地駐在員の沽券に関わるんで早速拝見。もう4日前の記事だけど。
(以下リンク)
“モアイ像は悩む 開発か保存か揺れるイースター島”
どーやらラパヌイは今、重要な岐路に立たされ大揺れに揺れてるらしーです。
???
それにしちゃあ現地は暢気過ぎやしないかい?
特に近頃コレと言った大きな動きがあったワケでもないんですが。
チリの高級ホテルチェーン“EXPLORA:エクスプローラ”が島へ参入してきたのはもう1年以上前だし、“HOTEL HANGAROA:ホテル・ハンガロア”の改装案はとっくの昔から決まってる事だし。
改革派の村長さんが彼の“カジノ認可”の一声で島が沸いたのも随分前だし。
これは現状反対派が押し切ってるけどね。
更に
「このまま金儲けばっかり考えてちゃ不味いよ」
つー声だって昔からある。
産経記事中で“CHINA PAKARATI:チナ・パカラティ”さんも触れてるが、金銭絡みの島内の摩擦、事件も近年増加傾向にあって治安も徐々にではあるけれども悪化してきてるワケで、それに現地人が危機感を抱いてんのは当然でして。
別に産経ウェブの批判をするつもりではないんです。
批判どころか寧ろ逆。こういった記事が増えれば今日の島の状況がより島外にも知るところとなるんだろーから、今後もいろんな場で沢山の人にドンドン書いて欲しい。
よく解らんのは島の内側ですな。
全く以って開発、非開発の論議、それによる危機感など表面化してきて居らん。
インタビューを受けた時は
「んだんだ、これは由々しき問題じゃろて。」
と誰もが言う。
だけれども誰も解決案、善処策を語らんのです。
「不味いよ不味いよ」と言うだけ言って、後は誰かがやってくれるまでは「アタイの仕事じゃないモン!」的姿勢。
これが確たる機関のお偉いさんまでそーなんだから状況が好転するワケがない。
ラパヌイの皆さん、アンタ等ホントに考えてんのかい?
…と、現地に住む所謂ガイジンである我輩は思ってしまうんです。
村長さんの観光施設誘致案だって、そりゃあ結果的に収入が増えて島も潤うんだろーけどさ、かなり安易でしょ。
だって観光客が増えるって事はモアイに触っちまったり祭壇に登っちまったり、挙句落書きしたりする輩も増えるって事よ。
現在の遺跡管理状態で客足の増加を見込んだら下手すりゃ儲けた金で保存しようとなった日にゃあ既に保存する対象がない、なんて事態にもなり兼ねん。
パークレンジャーの増員だとか島民自身に遺跡の重要性を充分に理解させる為の教育だとか、そういった活動が先行すべきじゃないのかね?
その運営費の主要捻出元であるべき国立公園入場料だって100%徴収できてない、「現地人だからモアイに触っても構わない」なんていう風潮が蔓延る現状、外に新しい収入源を求めても旨くいきっこないだろーし。
先ずは足場、“ラパヌイ”という器を整備しなきゃ。
その後に開発を考えても遅くないんじゃないの?
…という意見は至るところから出てるんですけどね、外からの声は如何せん島に届き難い。
我々余所者、ガイジンの意見を汲みたくないのは仕方ないとしてもだ、それだったら自分達がもっと現実を真摯に受け止めないとなぁ。
あれはイヤだ、これもイヤだと言うばかりじゃガキンチョの駄々となんら変わらんのですよ。
開発推進派、反対派双方歩み寄ってジックリ膝を摺り寄せて話し合って行く先を決めるべきでしょ。
なんてエラソーに非開発論紛いの文章を綴ってる我輩もある意味では島の迅速な発展を願っているんですけどね。
物資不足やら高速インフレやらはもうイヤですから。
それに観光地としてここまで有名になっちまったらもう開発せざるを得んというのも事実だと思うし。
やっぱり難しい問題だわな。
要は丁度好く折り合いが着けば一件落着なんだが、歴史上モアイをデカくし過ぎたりとことん倒しちまったり木を最後の1本まで切り尽しちまったりする“猪突猛進型民族”ラパヌイは、今回果たして踏ん張れるんでしょうね…
兎に角過剰に開発されて何処にでもあるリゾート地のよーにだけはならんでください。
※ 島開発と遺跡保存の折り合いはつくんだろーか?↓
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